神戸オリーブ物語

PART 2 神戸オリーブスタイル     ―オリーブを楽しむ暮らし

PART 2は、 いま神戸のまちにあるオリーブの大樹をスケッチしながら、 神戸が、わが国のオリーブのふるさとであったこと、震災を経た神戸に、新しいオリーブの物語が生まれていたこと、そして神戸オリーブ園復活について紹介します。

1 神戸のオリーブ樹
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不死再生のオリーブ樹

平成7(1995)年1月17日に起きた阪神・淡路大震災。兵庫区上沢通の病院脇には、隣家への類焼をくい止めたオリーブ樹がありました。

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イタリアからの復興の励まし

平成8 (1996)年6月、イタリアの「オリーブのまち協会」は震災復興を願って、神戸市にオリーブ樹を寄贈し、その木々は東遊園地(中央区)に植えられました。

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いつからここに?

長田区のふたば学舎(旧二葉小学校)の校庭にも、オリーブの大樹があります。いつからここにあったかを知る人はいません。

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子どもたちが遊ぶオリーブ

灘区王子公園の東の公園にも、オリーブの古木があります。子どもたちと遊ぶオリーブの木を見つけたのははじめてです。

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北野坂の街路樹

かつて神戸オリーブ園があった北野のまちに再びオリーブが植えられました。

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風見鶏の館前シンボルオリーブ

北野は明治に開けた神戸を象徴する異人館が保存されています。風見鶏の館の前に立派なオリーブ樹が小豆島町から贈られました。

2 未来へ向けて
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神戸オリーブ復活プロジェクト

平成30 (2018)年3月3日、神戸市西区の押部谷果樹団地の-画に 200本のオリーブが植えられました。この日、200名の市民が集まり、果樹園の斜面に並びたつオリーブの若木に歓声をあげていました。

3 オリーブのまちづくり
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活動の広がり

歴史は私たちに神戸阿利襪園の存在を教えてくれました。歴史を学ぶ楽しさはもちろんのこと、オリーブでうれしいのは、緑の美しい樹木であること、 木には実がついて、その実は私たちの食べものになることです。はるか昔から地中海地方の人々と共にあり、物語を沢山持っています。役立ち、癒し、人々に必要とされ、愛された樹木、そのすべてがオリーブの魅力です。神戸市の環境局がエコタウンのまちづくりで、オリーブプロジェクトをはじめたのは、オリーブのもつ魅力をまちづくりに生かそうというこころみです。様々な市民グループも生まれています。神戸のオリーブは少しずつですが、広がり、楽しくなってきました。

4 オリーブのおいしさの秘密
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オリーブオイルに含まれる成分

オリーブオイルのうちでも、搾っただけで供されるのはエキストラトラバージンオリーブオイルで、オリーブの生命力をまるごといただくことができます。葉もポリフェノールや機能性成分を沢山含み、お茶としても美味しくいただけます。オリーブオイルの脂肪分はオレイン酸を多く含みます。オレイン酸はリノー ル酸などの不飽和脂肪酸類より酸化されにくいという特長があります。リノー ル酸は細胞活動に必要な脂肪酸ですが、摂りすぎは炎症体質になりやすいので注意が必要です。リノール酸の過剰を避けるために、オリーブオイルを取り入れるのもー案です。

5 オリーブの育て方5つのポイント
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結実には2品種を植える

水はけ良好に

風に弱いので支柱を

オリーブアナアキゾウムシに注意

コガネムシ対策も

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